アーユルヴェーダについて
- doullant
- 2021年6月7日
- 読了時間: 3分
アーユルヴェーダは宇宙の法則を示している
アーユルヴェーダのこと、聞いたことはありますか?
全く知らない方にも、実はとても身近な存在です。生活のあらゆるところに繋がっています。
今日食べたもの、行動したこと、感じたこと、今の体調。生きていること全てに関わっている、と言ってもいいくらい。
生きること、暮らすこと、全てはエネルギーとして、アーユルヴェーダで紐解いていくことができます。
アーユルヴェーダは、「生命の科学」といわれています。
サンスクリット語のAyurは生命、Vedaは真理、科学などの意味を持ちます。
約5000年前にインドで誕生しました。
古くから積み重ねられ、伝えられてきた知恵により、自分の性質を知り、生きること全体のバランスを整えることができます。本来の自分らしい状態になれるのです。
約5000年も前って、とても古い感じがするかもしれませんが、その時代の人々は今よりももっと、エネルギーに対して敏感であったと思います。
住んでいる環境も、食生活も、自然に近かったでしょう。人工的なものがない分、雑多なエネルギーが少なく、自然や自分の中にあるエネルギーそのものを、感じやすかったと思うのです。生命のエネルギーそのものをよく捉えているように感じます。
だから、より本質的に、自分も世界も、理解する手助けになると思っています。
元素とドーシャから自分を知る
そんなアーユルヴェーダでは、自然界のエネルギーは5つの元素によって構成されると考えられています。
「空」・「風」・「火」・「水」・「土」です。
地球という星を思い浮かべたとき、この5つは想像できるのではないでしょうか。
この5つの元素の組み合わせにより、「ドーシャ」という3つの性質が作られます。
「ヴァータ(空・風)」「ピッタ(火・水)」「カパ(土・水)」です。
3つのドーシャは、全ての人の中にあり、そのバランスがひとりひとり違います。
それがその人の個性になるのです。ドーシャによって性格、体質、肌質、合う食べ物、よい生活の仕方も変わってきます。
得意なこと、苦手なことは人によって違いますよね。
そういったことが、ドーシャを知ると分かってきます。
ドーシャには、生まれ持ったものと、今のバランスがあります。
本来の状態に近いほど、その人らしく、健康で、外見も内面も輝きます。
例えば、もともとはピッタでの人は、リーダー的な気質があり、目的に向かって努力する性質がありますが、ピッタ的な要素が増えすぎてしまうと、火に油を注いだようになり、ピッタのよくない面が出てくるようになります。
それは体調や肌の変化としても現れます。
そういったときに、増えすぎたピッタの質を抑える食べ物を食べたり、ケアをしたり、本来の調子のいい状態に近づけられます。
自分の基本の性質を知っておくと、「こういうパターンにはまりやすい」ということも見えてくるので、セルフコントロールもしやすくなります。
自分らしく、楽に、豊かに
アーユルヴェーダは五感を豊かにしてくれます。それは、本来の自分を味わう、楽しい道のりです。
自分の性質を知って、どんなものが必要かわかると、自然と古くなったものが剝がれ落ちてゆきます。
そうすると、思考や感覚がすっきりと鮮やかになって、よりよいものを選べます。
スキンケアも、肌質、性質を知ることで、選ぶのが楽になります。
たくさんのものを使うより、心地いい自分に合ったものが欲しい、と感じる方には、アーユルヴェーダはぴったりです。
体にも心にも、やさしい選択ができます。
身体は大地。大地を豊かにすると、実い多い、明るい世界があります。
アーユルヴェーダは約5000年も前から、それを教えてくれている。
わたしたちが自分らしく、きれいでいることは、この星にとっても嬉しいことなのだと思います。

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